文章の書き方 基礎:7日で身につく正しい文章の書き方(第5日)

これまでの学習で注意深く文章を書くようになってきました。私は顧客向けにレポートを書く機会があるので、仕事でも役に立っています。

私は小説執筆を目指して文章の基礎から学習をしているため、早く小説執筆に近づけるよう学習を進めていきたいと思います。

小説執筆のためには、他にも学ばなければならないことがあるため、この調子では小説を書き始めるのは来年になってしまうのではないかと、焦りを感じています。

目次

第5日 文章を書くときの心得 達人編

第5日は、相手の心に響く文章を書くためのテクニックが紹介されています。

すべてが小説向きではないのですが、ブログ記事を書く際には参考になると思います。

中には読み手を選ぶであろう表現もあり、使いどころが難しいと感じたテクニックもありました。

色彩表現に関する部分では伝統色が紹介されていますが、どんな色か分からない人も多いのではないかと思います。

瓶覗(かめのぞき)や刈安(かりやす)と聞いても、私はどんな色か分かりませんでした。読み手が誰なのかを考慮して使うべき表現もあると感じました。

学びのポイント

  • おおげさ表現
  • 過去形と現在形
  • 比喩
  • 言葉の順序
  • 推量を表す言葉の使い方

おおげさ表現

第5日の1、おおげさな言葉を多用しない!

私はおおげ表現が苦手なので、あまり心配することはないかもしれません。

私がこの章で注意すべきだと思ったのは、「非常に」の使い方です。考えてみると、私は「非常に」をよく使っています。

「イタリアの人達も非常に親切で」の部分は、なにが非常に親切だったのか分かりません。具体的なエピソードが必要だと思います。

【NGの例】
旅行で行ったイタリアは、どこもかしこも風景が、ものすごくきれいで、とても感動しました。料理もすべて美味しかったし、イタリアの人達も非常に親切で、今までの人生の中で、最高の経験ができました。

7日で身につく正しい文章の書き方 高橋廣敏 著 P130

私は旅行に行った際に料理がすべて美味しかった経験はありません。おおげさだと感じますし、本当かなとも思います。

イタリア旅行はとても楽しかったのでしょうが、「料理も美味しかったし」で十分です。なにもかも良かったという表現よりも、特に良かった点を読み手に伝える文章のほうがよいと思います。

学びの気づき

「非常に」の使い方に気をつけよう

過去形と現在形

第5日の2、過去形の中に現在形を入れてみよう!

現在のことを書くときは現在形で統一し、過去のことを書くときは過去形で統一する決まりを時制の一致と言います。

7日で身につく正しい文章の書き方 高橋廣敏 著 P132

英語の勉強を思い出します。起こった出来事が過去のことなら、過去形で書くべきだと思います。その出来事に対して、自分が思ったことが、現在も変わらないなら、現在形の「思います」でいいのではないかと私は考えています。

すべてが過去形、あるいはすべてが現在形の文章は、この本にも書いているとおり単調な文章になるでしょう。

学びの気づき

過去形が続いていないかチェックする

比喩

第5日の3、比喩表現に挑戦しよう!

私は比喩表現が苦手です。会話の場合ですが、私にしか分からない意味不明な比喩を使ってしまうことがあります。

「~のような」でたとえるものごとは読み手が分かるもの、かつ、たとえられるものをイメージできるものでないといけないのでしょう。

直喩法→比喩であることを読み手に明示する方法 (Aは、まるでBのようだ) (BのようなA)
隠喩法→比喩であることを読み手に明示しない方法

7日で身につく正しい文章の書き方 高橋廣敏 著 P134

小説では、隠喩が使われると書いてありますが、読み手に理解してもらえるのか不安を覚えます。

しかし、ありふれた比喩は、読み手の興味を損ねてしまうおそれがあります。隠喩の例として、「ソフトクリームの雲」という表現が載っています。確かにソフトクリームや綿菓子ならイメージできます。

学びの気づき

たとえるものと、たとえられるものの共通性を考える

言葉の順序

第5日の5、言葉の順序を入れ替えて、伝えたいことを強調する!

日本語は、文の最後に伝えたいことが述べられます。ですから、文の最後に何を書くかは、とても重要です。

漠然と文章を書いてしまうと、強調しなくてもいいことを、文の最後に持ってきてしまうかもしれません。その文章で何を伝えたいのか、強調したい事柄は何なのかを考えなければなりません。

(例)仕事は大切だが、私は趣味の時間を重視している。
(例)私は趣味の時間を重視しているが、仕事は大切だ。

7日で身につく正しい文章の書き方 高橋廣敏 著 P138

これまで、思いつくまま文章を書いていたため、何を後に書くかを考えたことはありませんでした。伝えたいことは文章全体で、文章の中で何を強調したいかまで考えていませんでした。

アフィリエイトブログ程度しか書いてこなかったため、強調したい内容といえば「おすすめです」といった文言くらいだったように思います。

小説の場合は、ストーリー展開を考えて、強調しておきたいのは何かと考えて書かないといけないのでしょう。ひとつひとつの文章を、ていねいに書くように改めようと思います。

学びの気づき

文章のなかで強調したいことは何かを考えよう

推量を表す言葉の使い方

第5日の10、「だろう」と「らしい」と「ようだ」を使い分けよう!

主観的な判断に基づく推量→「だろう」
ある程度客観的な事実に基づく推量→「らしい」
主観的判断 or ある程度の客観的事実に基づく推量→「ようだ」

7日で身につく正しい文章の書き方 高橋廣敏 著 P148

「ようだ」はどちらにも使えるようです。「らしい」と「ようだ」のある程度の客観的事実というのは、どの程度だろうと考えてしまいます。

私の感覚では、「らしい」はまったくあてにならないイメージです。会社や学校で聞く「AくんとBさんは、付き合ってるらしいよ」は、まったくあてになりません。「らしい」は、あてにならない伝聞情報のイメージでした。

自分を主語にした場合、推量表現は使えない

私は普通に使っていました。

【NGの例】
☓ 私は、これからも今の友人を大切にしていくだろう。(推量)
【OKの例】 ◯ 私は、これからも今の友人を大切にしていこうと思う。(意思)

7日で身につく正しい文章の書き方 高橋廣敏 著 P149

自分を主語にした場合、述語は意思になります。【NGの例】は、意思はあるのだが、未来のことはわからないから、推量にしておこうという考えが働いているのではないでしょうか。私はNGだとは思っていませんでした。

OKの例も「思う」なので、確固たる意志ではなさそうな感じです。現時点では、大切にしていこうと思っているが、「先のことはわかりません」も含まれているような気がします。そうであれば、「思う」でいいのかなと思います。

学びの気づき

自分が主語の場合は意思で表現する

学びの気づき【まとめ】

  • 「非常に」の使い方に気をつけよう
  • 過去形が続いていないかチェックする
  • たとえるものと、たとえられるものの共通性を考える
  • 文章のなかで強調したいことは何かを考えよう
  • 自分が主語の場合は意思で表現する

おおげさな表現は避けるべきですが、適切な強さで伝えることも必要です。

私は強調が必要な場面でも控えめな表現をしがちですが、「非常に」という言葉をよく使ってしまいます。ネガティブな表現に使うことが多く、どのように読み手が感じるか不安です。今後は「非常に」の使い方に注意します。

比喩の表現は、「白魚のような手」や「雪のように白い」など、使い古した表現になりやすいです。しかし、「白」という共通性を考えると、このような表現になるのかなとも思います。「ごはんのように白い」とは言いません。比喩の使い方も難しいです。

言葉の順序によって強調したいことを表現することを学びました。日本語は語順の制約が少ないから可能なのであり、その自由度の高さが表現の豊かさにつながるのでしょう。

この本も残りあと2章ですが、次に読む本を既に準備しており、文章の学習は続きます。

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